完全分解洗浄で外す部品と洗い方

通常の洗浄では、送風ファンとドレンパンを本体に付けたまま洗います。完全分解洗浄では、この2つを本体から外します。外した部品は、お風呂場をお借りして1つずつ洗います。
送風ファン
吹き出し口の奥にある、筒の形をしたファンです。日立の説明では、室内機の中で高速に回り、扇風機と同じしくみで風を送り出します。エアコンの臭いの主な原因は内部に増えたカビで、送風ファンもその場所の1つです。完全分解洗浄では本体から外し、単体で洗います。
ドレンパン
熱交換器の下にある、細長い受け皿です。冷房や除湿で熱交換器に付いた結露の水をここで受け、ドレンホースから屋外へ流します。パナソニックの解説では、冷房を使ったあとの内部は結露の水分がたまり、カビが育ちやすい状態になります。ドレンパンは、その水を受け続ける部品です。本体から外せば、受け皿の内側を直接ブラシで洗えます。
熱交換器の表と裏
アルミの薄い板が並んだ、空気を冷やしたり温めたりする部分です。通常の洗浄でも、専用の洗剤を塗って高圧洗浄で流します。完全分解洗浄では、それに加えて表と裏の両側から洗えます。
通常の洗浄と完全分解洗浄の違い
当店の壁掛けエアコンの基本の作業には、外装カバーの清掃、フィルターの洗浄、本体内部の高圧洗浄、熱交換器の清掃、作業場所の簡易清掃が入っています。完全分解洗浄は、そこに部品の取り外しを足す形です。
| 項目 | 通常の洗浄 | 完全分解洗浄を付けた場合 |
|---|---|---|
| 送風ファン | 本体に付けたまま洗う | 外して単体で洗う |
| ドレンパン | 本体に付けたまま洗う | 外して単体で洗う |
| 熱交換器 | 洗剤を塗って高圧洗浄 | 表と裏の両側から洗う |
| 作業時間の目安 | 1台 約1時間30分 | 1台 約2時間30分 |
作業時間はお掃除機能のない壁掛け1台の場合で、設置の状態や汚れの程度で前後します。
詳しくは分解洗浄をご覧ください。
完全分解洗浄を検討したいエアコンの状態
通常の洗浄のあとも残る臭い
臭いの主な原因は、熱交換器と送風ファン、ドレンパンに増えたカビです。このうち送風ファンとドレンパンは、通常の洗浄では本体に付けたまま洗う部品です。前回は通常の洗浄だけだった場合、この2つを外して洗うのが完全分解洗浄です。
ただし、臭いの元がカビとは限りません。人の汗やタバコのヤニ、油、芳香剤、ペットによる汚れが内部のプラスチックや綿の素材に染み込むと、部品を外して洗っても取りきれない場合があります。臭いを理由にした再施工はお受けしていないため、お見積もりのときに臭いの種類を伺います。
詳しくはカビ・臭い対策をご覧ください。
吹き出し口に見える黒い点
吹き出し口に黒い点が見えるのは、前回の洗浄からの年数にかかわらず清掃のサインです。日立も、エアコン内部に黒い汚れがあればカビが発生している可能性があるとしています。そのうえで、吹き出し口の奥や熱交換器の手入れは、自分で行わず業者などに相談するよう案内しています。
ご依頼の前に確かめること
機種ごとに違う外せる部品
ダイキンは、メーカーや機種によって内部のしくみや構造が大きく異なると説明しています。当店でも、外せる部品と作業の手順は型番から確かめます。型番は本体の正面か下側に書かれています。読み取りにくいときは、本体の写真を送っていただければ確認します。
古い機種と塗装
取り外しができない機種や、異音がするなど故障の疑いがある機種は、作業をお受けできない場合があります。また、専用の道具と洗剤を使っても、設備の劣化によって塗装がはがれる場合があります。製造から年数がたった機種は、お見積もりのときにお知らせください。
詳しくはクリーニングの頻度と時期をご覧ください。
完全分解洗浄の料金
完全分解洗浄は、本体の洗浄料金に足すオプションです。
完全分解洗浄(オプション)
+税込9,900円/台(税抜+9,000円)例:お掃除機能なし1台+完全分解洗浄
税込18,700円〜例:お掃除機能付き1台+完全分解洗浄
税込25,300円〜
夏の繁忙期は料金が変わる場合があるため、ご依頼の時期の金額はお見積もりでお伝えします。お見積もりでお伝えした内容のまま作業する場合、当日に料金を足すことはありません。
