分解洗浄で外す部品と本体に残す部品

「分解洗浄」という言葉は、業者によって外す部品の範囲が違います。当店の8,800円〜の作業で外す部品と、本体に付けたまま洗う部品は次のとおりです。
外して洗う部品(前面パネル・フィルター)
最初に前面パネル(外パネル)とフィルターを外します。外した部品は専用洗剤で洗い、お風呂場かベランダをお借りして水で流します。フィルターの目に詰まったホコリも、このときに落とします。
本体に付けたまま洗う部品(熱交換器・送風ファン・ドレンパン)
熱交換器(アルミフィン)、送風ファン、ドレンパンは本体に残したまま洗います。熱交換器には専用洗剤を塗り、高圧洗浄の水で汚れを押し流します。その前に養生シートを貼り、部屋を汚したり、電気部品に水がかかったりしないようにします。
完全分解洗浄との違い
完全分解洗浄では、本体に残していた送風ファンとドレンパンも外し、1つずつ洗います。熱交換器も、表と裏の両側から洗えるようになります。追加料金は1台税込9,900円で、作業時間は1台あたり約1時間増えます。
詳しくは完全分解洗浄をご覧ください。
分解洗浄の手順
当日の作業は、おおむね次の順で進めます。エアコンの状態によって、順番が変わる場合があります。
- 1
取り外し
前面パネルとフィルターを外します - 2
養生
壁と床を養生シートで覆い、電気部品に水がかからないようにします - 3
薬剤の噴射
機種と汚れの具合を見て、薬剤を選んで吹き付けます - 4
高圧洗浄とすすぎ
カビが付きやすい熱交換器に専用洗剤を塗り、高圧洗浄で流します - 5
部品の洗浄
外したパネルとフィルターを専用洗剤で洗います - 6
水気の拭き取り
本体全体と、風の通り道(ダクト)の内側まで拭いて水分を取ります - 7
防カビの仕上げ(オプション)
ご希望の場合だけ、消臭抗菌剤を吹き付けます - 8
取り付けと動作確認
部品を組み立てて運転し、動くことを確かめます
最後に、作業した場所を簡単に掃除して終わりです。
1台ごとに変える薬剤と水の量
同じ壁掛けエアコンでも、汚れの付き方は部屋ごとに違います。当店では、キッチンに近い部屋、ペットのいるご家庭、たばこを吸う部屋を、汚れやすい条件と考えています。そのため、どの薬剤を使うか、水の量をどう設定するかを1台ずつ見て決めます。
熱交換器にたまるホコリとカビ

熱交換器は、部屋の空気を冷やしたり温めたりする、薄いアルミの板が並んだ部品です。パナソニックは、エアコンが部屋の空気を取り込むため、空気中のホコリも内部に入ると説明しています。ダイキンは、カビがホコリを栄養にして育つため、内部にホコリがたまるとカビが出やすくなる可能性があると説明しています。
冷房を使ったあとの熱交換器は、結露した水で湿っています。パナソニックの解説では、この水分が内部にたまり、カビが育ちやすい状態になるとされています。同じ解説は、フィルターは掃除機で吸えば手入れができるものの、内部はそうはいかないとも述べています。
熱交換器をご自分で拭かない理由
ダイキンの案内では、熱交換器の掃除は専門業者の仕事です。内部の金属部分に手を触れると、けがをしたり、薄いアルミの板が変形したりする原因になるとしています。パナソニックも、拭き掃除をするのは目に見える部分(風の通り道やフラップなど)だけにするよう勧めています。市販のスプレーで内部を洗うことの危険は、カビと臭いのページで説明しています。
詳しくはエアコンのカビ・臭い対策をご覧ください。
分解洗浄の料金と作業時間
分解洗浄の料金は、エアコンのタイプで変わります。どれも1台あたりの税込で、夏の繁忙期は異なる場合があります。
壁掛け(お掃除機能なし)
税込8,800円〜、作業時間は約1時間30分お掃除機能付き(壁掛け)
税込15,400円〜、作業時間は約2時間30分完全分解洗浄を付ける場合
1台あたり+税込9,900円、作業時間は+約1時間
時間はどれも目安で、設置の状態や汚れの程度で前後します。お掃除機能付きの機種は、自動お掃除のユニットを外す手間が加わるぶん、料金も時間も増えます。
詳しくはお掃除機能付きエアコンの洗い方と料金をご覧ください。
分解洗浄の見積もりに使う2枚の写真
お見積もりでは、エアコンの写真を2枚お願いしています。1枚は型番ラベル、もう1枚は本体全体です。
型番ラベルの写真
型番は、本体の正面か本体の下に書かれています。本体の下にあるラベルを撮った写真は、LINEで送っていただけます。型番がわかると、タイプと料金、お受けできる機種かどうかを、伺う前に確かめられます。
本体全体の写真
本体の奥行きが厚い機種は、お掃除機能付きの可能性が高くなります。全体が写った写真があれば、通常タイプかお掃除機能付きかを当店で見分けられ、料金のタイプを取り違えずに済みます。エアコンが高い位置にあり、作業に足場が要りそうな場合は、ご予約のときにお知らせください。写真で周りの様子がわかると、当日の準備が進めやすくなります。
分解洗浄の前に知っておきたい注意点
分解洗浄は部品を外して水を使う作業なので、エアコンの状態によってはお受けできない場合があります。取り外しができない、動作が確かめられない、異音や故障があるといった機種が当てはまり、対象外の機種かどうかは、お見積もりのときに型番で確かめます。
洗ったあとの仕上がりにも限界があります。専用の道具と洗剤を使っても、設備の劣化で塗装がはがれる場合があります。変質や変色した汚れは、洗っても完全には落ちない場合があります。また、道具を買い直す必要があるほど汚れがひどいエアコンは、その日は洗わずに作業日を改める場合があります。
作業後の保証の期間や、製造から年数がたった機種の扱いは、頼む頻度と時期のページにまとめています。
詳しくはクリーニングの頻度と時期をご覧ください。
